SEOについて分かりやすく解説

目次

SEOとは

 一般的に、SEO(Search Engine Optimization)とは、「検索エンジンの最適化」と呼ばれ、Googleの検索エンジンで、自分のWebサイトを上位に表示させる施策や取組みです。
 あなたも何かを買うときや買うことを検討しているときに、スマートフォンやPCで検索をすると思います。その際、検索結果の上位からクリックしませんか?
 つまり、SEO対策でWebサイトを検索上位に表示させることは、より多くのお客様の目にあなたのWebサイトが止まりやすくなるのです。

検索結果の上位表示が重要な理由

 検索順位別のクリック率を見ると、1位の28.5%に対して、10位は2.5%と10倍以上の差があります。また、上位3位のクリック率は55.2%で半数以上を占めていることが分かります。11位以下になるとクリック率は1%以下となり、ほとんどの人は見ない、あるいは気づかないということです。

 Webサイトにおける検索順位の重要性はご理解いただけましたか?SEO対策を行うの最大のメリットは、自社サイトをより多くの人に見てもらうということです。そして、自社商品やサービスの購買に繋げることができます。また、競合他社のサイトも存在するインターネット上で、Googleの上位検索を獲得するには、SEO対策が必要ということです。

検索順位 クリック率
1位28.5%
2位15.7%
3位11.0%
4位8.0%
5位7.2%
6位5.1%
7位4.0%
8位3.2%
9位2.8%
10位2.5%

Google検索の仕組み

Google検索エンジンの概要

 SEO対策をするには、Googleの検索エンジンの仕組みについて理解する必要があります。Googleはあなたの悩みや課題、関心事の検索に対して、検索結果として良質なコンテンツを優先的に表示させようとします。これは、Googleは利用者からの信頼を得ることでユーザーが増え、広告収入を得ることができるからです。例えば、あなたが電子レンジの購入を検討していて「電子レンジ おすすめ」と調べたのに、全く関係ない情報ばかりが上位に表示されるとGoogleは不便だと感じてしましますよね?
 つまり、Googleはユーザーのためになるコンテンツを良質なコンテンツとしているわけです。したがって、SEO対策の基本は、ユーザーにとって良質なコンテンツとなる自社サイトを作ることになります。

検索順位が決まる仕組み

  GoogleはWebサイト所有者向けのガイドライン「Google検索の基本事項」を公開しており、SEO対策を行う場合は、このガイドラインに準拠することを推奨しています。SEO対策を行う場合は、このガイドラインを読むことを強くお勧めします。ガイドラインは以下のポイントについてサイト所有者に対して要求しています。

  • ユーザーにとって有益で信頼性の高いWebサイトとすること
  • 単なる他サイトのコピーや書き換えではなく、オリジナリティある情報や見解を提供しているか
  • Googleがリンクを辿ってサイト内を巡回しやすい設計にすること
  • GoogleがWebサイトの内容を理解できるようなテキストを記述すること
Google検索の基本事項

サイト所有者が取り組むべきSEO対策

 Googleの検索順位が決まる仕組みを理解した上で、ガイドラインに準拠したSEO対策を行うには、以下3点の視点で取り組むことになります。

  • Webサイトの設計
  • コンテンツ制作
  • 被リンクの獲得

①Webサイトの設計

 まず初めに、Webサイトの設計や構造について確認します。
 Googleは、クローラーと呼ばれる自動プログラムが、ウェブ上で見つけたページからテキスト、画像、動画をダウンロードします。あなたのWebサイトをGoogleに認識してもらうためには、Webサイトをクローリング(巡回)してもらい、Googleのデータベースにインデックス(検索結果の登録)してもらう必要があります。
 Googleが求めるサイト設計はクローラーが巡回しやすく、ページ内容を認識しやすい設計です。このようなサイトは「クローラビリティの高いサイト」とされ、検索上位に表示されやすくなります。
 また、ユーザー目線では、自分が知りたい情報に容易にたどり着くことができるサイト設計が求められ、このようなサイトは「ユーザビリティの高いサイト」と認識され、同じく検索結果に優位に反映されます。
 これからWebサイト作る場合やWebサイトの見直しを行う場合は、まずはサイトの全体像として、クローラビリティとユーザビリティの高いサイトを目指しましょう。

②コンテンツ制作

 2つ目に、コンテンツを説明します。コンテンツとは「ページ内容」です。コンテンツの内容が有益であることは、Webサイトのユーザビリティを高めることに繋がります。クローラーは、サイトを巡回しながら他社競合サイトとあなたのサイトを比較し、上位表示するWebサイトを決定します。コンテンツ制作をするときは、ユーザーが検索しそうなキーワードを意識してみてください。
 SEO対策では、コンテンツを1ページのみ充実させても効果は薄く、充実したページを何十ページもあることが望ましいです。充実したコンテンツの多いWebサイトは「ドメインパワーが強い」と呼ばれ、検索上位に表示されやすくなります。
 つまり、1つ1つのページをユーザーにとって有益なコンテンツにすることで、サイト全体のコンテンツを充実させる必要があります。そのため、ページ数が多いWebサイトが好まれますが、提供している情報の分野がバラバラであったり、内容の薄いページを増やすことはおススメしません。時間を掛けて少しずつWebサイトを成長させていくことが重要です。

③被リンクの獲得

 「被リンク」とは、あなたのサイトの記事やコンテンツが外部のサイトでリンクを張られることです。あなたのWebサイトが充実してくると、同業の他サイトやSNS等でリンクを貼られることがでてきます。これは、あなたのWebサイトが外部から評価を受けていることを示しています。この被リンクの量と質も検索順位に影響します。
 ただし、被リンクを意図的に増やすために、大量のWebサイトを作成して自作自演でリンクを貼ったり、リンクを販売する会社からリンクを購入するなど、ユーザーやGoogleを騙すような小細工を行うとペナルティ対象となるため、絶対にやってはいけません。被リンクを獲得するためには、前述のコンテンツ制作を積み重ねて中長期的な視点で継続しなければなりません。

まとめ

  • SEO対策のメリットは、自社サイトを検索上位に表示させることで多くの人に見てもらえる
  • Googleの検索エンジンは、ユーザーの課題解決につながる良質なコンテンツを検索上位に表示させる
  • SEO対策の基本は、自社サイトをユーザーにとって良質なコンテンツへと作り上げること
  • Webサイトの構成は、ユーザビリティとクローラビリティの高いサイトを作ること
  • コンテンツ制作は質の高いページを積み重ねて、Webサイト全体を充実させること
  • 被リンクを獲得するために、小細工は絶対にしない
  • 中長期の視点で少しずつWebサイトを育てていく意識が重要
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

福岡県で中小企業診断士として活動中のみやけんです。
中小企業診断士とは、中小企業の経営の診断および経営に関する助言を行う専門家であり、経済産業省大臣が登録する国家資格です。
企業の経営課題は様々ですが、私は企業の成長戦略の策定と実行、売上拡大のためのWebマーケティング、経営者の想いを繋げる事業承継を専門分野として活動していきます。
このサイトでは、私が専門領域についての学びを発信し、フリーランスや経営者に役立つ記事を書いています。

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次